健康のためにふくらはぎを鍛えましょう、なんて言う記事を書いていますが、フッと頭をよぎったのが
ふくらはぎって、いったいどんな漢字を書くんだろ?
なんか、お目に掛かったことないな・・・
人生ん十年も生きて来て、ふくらはぎを漢字を知らないなんて・・・(^^;)
でもさー、たぶん、ほとんどの人は知らないだろうな~
ってことで、知ってたら鼻高さんになれそうなんで、サクッと調べちゃいました。
ふくらはぎの漢字は
脹 と 脛 の二文字で、それぞれ以下の意味だそうです。
- 脹・・・膨らむ
- 脛・・・すね
つまり、「ふくらんだ・すね」が、ふくらはぎのことなんです。
人の足は、大まかに以下のように名前が付けられています。
出典:http://www.takatsu-chiro.com/yougoshu/name-body.htm
脛(すね)とは、膝から踝(くるぶし)に至る部分のことです。
解剖学では、下腿と言います。
脛(すね)って言うと、どうしても「むこうずね」って言葉が浮かんでしまって、正面側の弁慶の泣き所を指すように思ってしまうけど、正しくは膝から踝(くるぶし)までを指しています。
このことが分ると、ふくらはぎを「ふくらんだ脛」だと理解できますし、裏側であっても「脛」と言う漢字を使うことも納得できますよね。
さて、人体図をみると「ふくらはぎ」のところに「腓腹」と書かれていることに気が付きましたか?
「腓腹」は、「ひふく」と読みます。
医療の現場で使われる用語ですので、あまり一般的ではありません。
ふくらはぎのことは、腓腹部と呼んでいます。
また当然ですが、「ふくらはぎ」の当て字として使われることもありません。
もちろん「腓」は、ふくらはぎとは読みません。
「腓」を「ふくらはぎ」の漢字だと思い違いしている人、いませんか?
ふくらはぎは、別名「こむら」とも言います。
ふくらはぎが痙攣したり、つったりすることを「こむらがえり」と言いますが、この時の「こむら」が、この漢字になります。
蛇足ですが、「こむらがえり」のことは医学用語では、「腓腹筋けいれん」と言うそうです。
「こむら」という言い方は、江戸時代以前に使われていた言葉だそうです。
江戸後期から「こむら」は「膨らんだ・はぎ」=「ふくらっぱぎ」と言われるようになり、現在のふくらはぎに変化したと考えられているそうです。
なんか、当て字にしちゃっても良さそうだけど、ブブ~、間違って覚えないようにしましょう。
まとめ
ふくらはぎを 脹脛 と書くことが分りました。
どうして、こう言う漢字が当てられているのか?
もともとは、脛の裏側だった「ふくらはぎ」が、どうしてこう呼ばれるようになったのか?
調べてみると、ちょっとだけ物知りになった気分です。(^^)v
でも、一般的に使われていない漢字を使うのって、ちょっと気が引けますよね。
たぶん、これからもふくらはぎの筋トレ話しとか書いていくと思うんですが、その時には、やっぱり「脹脛」じゃなくて、「ふくらはぎ」って書くと思います。
やっぱり言葉は、みんなの共有認識の下で当たり前に使うことが良いんじゃないかな。
ってことで
今日は脹脛(ふくらはぎ)の漢字はどう書くのか?
なぜそういわれるようになったのか?
を調べた報告でした。