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戦争を知らない子供たち ジローズ

実は、ジローズと言うとこの曲が浮かぶだけで、他は知らない。

戦後生れの僕達は、アメリカ占領軍によって更生された社会で育った。

「名犬ラッシー」でコリー犬に憧れた。

「宇宙家族ロビンソン」で未来を夢見た。

「奥様は魔法使い」で、アメリカ流コメディに触れ、娘のタバサが、将来下着姿の「チェリーボム」でヒットを飛ばすなど考えてもみなかった。

アレから40余年程を経て、ナショナリスト曰く、今まだこの日本はアメリカの占領国だ。

天皇を日本国の象徴と頂き、憲法9条を平和の誓いとしながら、「こんなに長い間、憲法改正をしないなどと思ってもみなかった」と蔑まれ、イラク処理に参加し、靖国神社参拝を繰り返し、中国から何かとクレームをつけられ・・・・いったい我が日本はどこへ行こうとしているのか?

ベトナムの悪夢をイラクで再び現実のものとしているアメリカ。

しかし「反戦」、それが未だ社会現象化しないのは、イラク戦争が人力戦から兵器よる血を見ない戦争にシフトしてしまっているからだ。

まさに戦争は、モニターの中で行われている。

戦争体験者のパウエルやアーミテージが辞め、ブッシュもラムズフェルドもオイルダラーのために働いている。

コマーシャルソングには60s、70sソングがリバイバルして、青臭い青春がよみがえる。

CCR「雨をみたかい」に浮かれ立って、ところが、実は反戦歌だったって知ってたかい?

そう、僕らは「戦争を知らない子供たち」だ。

平和の歌を口ずさみながら世の中を歩く、戦争を知らないから平和だとほざく、軟弱この上ないノンポリの大人になるはずだったのだ。

それがどこでどう間違ったのか、アメリカによるイラク占領に荷担する。

戦後復興援助を「ショウ・ザ・フラッグ」だと言う。

捕まった人質3人を侮蔑する。

イデオローグとしてのサヨクは、一体どこに消えてしまったんだろう。

団塊の世代に乗り遅れ、新人類を異物と感じるわたしも、マイホームローンを嘆き、総ての矛盾に肯き始めたあなたも、もう一度「戦争を知らない子供たち」を聞いてみるべきだ。

平和ボケを幸せだと美化していた青臭い青春とやらを再確認すべきだ。

右も左も無く、イデオロギーの交換闘争すら無く、惰性のまま武力化の道を進む日本。

「戦争を知らない子供たちの子供たち」が跋扈する日本。

本日、支離滅裂、乱文乱筆で、ジローズの話題なんか何にも無い。

今聞いても、この「戦争を知らない子供たち」ってのは、妙に腹立たしい。

って書きっぱなしで今日は終わる。

しかし、CDジャケットだけど、森の中のジローズ、良ーく見ないと分からん。

実は、杉田二郎の歌う「八ヶ岳」が好きだったりしている私。

2004/12/27(初稿)

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