高年齢雇用継続給付には、以下の２種類がある。
１．高年齢雇用継続基本給付金
定年再雇用時に60歳の時の賃金の75％未満になった時に支給される給付金
２．高年齢再就職給付金
- 基本手当を受給し再就職した人を対象とする給付金
- 基本手当を受給した後、60歳以後に再就職して、再就職後の各月に支払われる賃金が基本手当の基準となった賃金日額を30倍した額の75％未満となった人に支給される給付金
（条件）
- 雇用保険加入期間が5年以上あること
- 60歳以上65歳未満の雇用法権に加入していること
支給額はいくらぐらい？
高年齢雇用継続給付の支給額 ＝ 再雇用支給対象月に支払われた賃金 ｘ 低下率に対する支給率（60歳到達時の賃金月額と再雇用給対象月の賃金額（みなし賃金を含む）の差から計算）
手続き方法
- 年齢雇用継続基本給付金
- 再就職する会社の人事・総務で手続きしてくれる
- 高年齢再就職給付金
- 在職中の事業所を管轄するハローワークに申請する
いつから廃止されるのか？
2025年から2030年にかけて段階的に廃止されると説明するネット記事が多いが、厚生労働省のサイトでは以下のように説明されている。
なぜ廃止されるのか？
少子高齢化社会への対応するための制度変更なんだろうね。
年金支給年齢の引き上げとともにこれまでのように65歳で退職して・・・は、スタンダードな生活パターンじゃないですよ、と言う考え方を根付かせようとしているんだろうね。
年金繰り下げで受給金額増と言う飴を期待させて、一方で高齢者に対する支援をどんどん打ち切っていく。
65歳なんて若い！なんていうけど、やっぱり身体は嘘つきません、あっちこっちガタが出始めます。
年齢を重ねるごとに社会福祉型の国づくりをして欲しいと思う今日この頃です。