「老後資産づくりの為に企業年金ほど合理的な方法はない 」って言うこの記事って、昭和のオジサンには全くもって不可解なのです。
これまでは、定年まで会社に勤めていれば確定給付として退職金がもらえました。
ところが、会社は退職金制度に確定拠出年金を採用し、受取額については個人の責任にしてしまいました。
オジサンたちは、そもそも退職金のなのにどうして「年金」などどいう名前がついているのか、とても不安でした。
しかも「受取は一時金でも良いし、月払いでも良い」とか説明されると、なお更不安になりました。
なんだか狐につままれているようで、全くもって腑に落ちていませんでした。
でも、なんとなく、退職金ってそのうち無くなるんだろうなって思ったのでした。
いずれ、自分でボーナスから一部を積立でもして、運用するのが退職金になり年金になる、なんてことを想像してしまいました。
「老後資産づくりの為に企業年金ほど合理的な方法はない 」って言うこの記事って、要するに企業型の確定拠出年金を活用しましょうって言ってる訳で、退職金の積み立てを在職中に上手く増やしましょうってことらしいのです。
でも
昭和のオジサンにとって、退職金は退職時に貰うもの。
老後資金は、それとは別に毎月の給与やボーナスから貯金するもの。
ず~っと、そう思っていたのです。
だから、退職金と老後資金(企業年金)を一緒にされると、言ってることは分るけど、全くもって納得できない気分になってしまうのです。
※ 税制優遇にまで頭が回っていません。
アメリカの会社には、退職金制度はありません
アメリカには、退職金に変わる制度としてストックオプション、ストックインセンティブなどがあります。
いずれ日本もそうなることでしょう。
だって、日本は、資本主義の国:アメリカを手本に成り立っている社会です。
会社が儲かっても、トリクルダウンで給与も上がるなんて誰も信じていません。
株主の配当が優先課題なのです。
グローバル化に苦しむ会社では、時間の切り売りしている労働者は、残念ながら一番弱い存在です。
会社が負担している社会保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険・・・いずれは、全部〇〇保険会社の商品になってしまって、無くなってしまう気がします。
10年後?
20年後?
いつか分からないけど、会社員のメリットがなくなる時代が間違いなくやって来るはずです。