今さら説明などしなくても既に年金制度が行き詰まっているのは、みんな知っている。
けれども、定年が近づいてくるとやっぱりあてにしてしまう。
そりゃそうだ。
これまでず~っと給与天引きされてきた保険料をようやく取り戻すことができるのだ。
いったいどれくらいもらえるか調べてみると、実はたいした額になっていないことに気づく。
そして愚痴を言ってみる。
現役時代は、老後の心配より今いまの心配の方が大事で、それだけで精一杯だ。
仕事、生活費、教育費、住宅ローン、レジャー・・・老後のことなんて真剣に考えない。
しかし、そのツケは確実にやって来る。
ちょっと前の世代なら、年金+αで何とかやっていけた。
しかし、65歳からじゃないと年金がもらえない50代は、かなり厳しいと思う。
40代なら、今までのライフプランじゃ確実に破綻するな。
それぞれ、早急に軌道修正が必要だ。
20代、30代、たぶん年金なんて信用していないはず。
それどころか、会社も信用していないし、政治も信用していないかも。
まぁ、上手くやってくれるだろう。
とにかく、今の年金制度は人生100年の大合唱とともに確実に変わる。
少子高齢化、緊縮財政に沿ったものに大変革される。
その時期がいつなのか?まだ分らない。
それによって運よく逃げ切れる人もいるだろうし、アンラッキーな人も出てくるだろう。
でも、ただ待っていたら時間が過ぎるだけ。
前のめりになって未来を予想しながら、ワークシフト、ライフシフトするのがやっぱり「吉」だ。