年金受給などまだまだ先の話し。
40代50代のあなたは、そう思っていると思う。
だから、ろくに調べず、準備もせず、年金受給を迎える。
こう言っている僕とて、例外ではなかった。
だからこそ、あえて、今あなたに伝えておきたいことがある。
在職老齢年金制度は年金にあらず
あえて、こう言っておこうと思う。
ねんきん宅急便に書かれている年金額を当てにしてはならない。
65歳までに年金をもらえる人は、昭和36年4月1日までに生まれた人だから、自分には関係ないなどと思ってもいけない。
説明しよう。
在職老齢年金制度は、給与所得のある人には減額して年金を支給する制度である。
既に別記事でも書いてるが、満額はもらえない。
と言うよりも、給与で足りない生活費を援助してくれる制度と思った方がいい。
下手に年金だと思うから期待するし、受給時の落胆がハンパない。
在職老齢年金は繰り下げ受給できない
年金受給年齢を繰り下げると割増がある。
これが昨今の年金受給の裏ワザとして紹介されていたりする。
しかし、在職老齢年金には、その制度が適用されない。
繰り下げたらもらえない、ただそれだけである。
在職老齢年金は補助金である
特別支給の老齢厚生年金の受給年齢は、そもそも65歳だったのである。
昭和36年4月1日までは逃げ切り世代などと言うのは真っ赤なウソ。
在職老齢年金は、補助金である。
今更ながら「特別支給な老齢厚生年金」だと説明されている理由に納得した。
受給年齢:65歳は、68歳、70歳へ繰り下げされるだろう
あなたに関わる問題は、ここからである。
今の65歳が繰り下げられて、同様の制度で運用されるとしたら・・・
おそらく制度改正された年齢で満額の年金はもらえない。
3年から5年の特別支給の期間が設定される。
そうなれば、実際の年金満額受給は更に繰り下げられる。
定年と同時に年金が満額受給できるなんて夢夢思っていない方が良い。
再度言っておく。
在職老齢年金は年金ではない、実態は補助金である。
惑わされてはいけない。
40代50代は年金制度にあてしてはならない

20代、30代はまだまだ体力もあるし、知力もある。
しかも、年金制度などハナから信用していない。
否応無く、自立して行くだろう。
しかし40代、50代のあなたは実に微妙な年齢である。
kこれまで、年金保険料も随分な期間徴収されてきた。
昨今の年金の話題には、「ふざけんなよ!今更なんだよ〜」感が強いはずだ。
ところが、体力は落ちてくる。
知力も下降の一途である。
若年性◯◯症の予備軍どころか、既に発症しているかもしれない。
この年齢になると価値観を変えるのはとても面倒だ。
至難の技と言ってもいいだろ。
今のままでいることが安全だと思ったりする。
しかし、会社員であるあなたは、今すぐ考えを改めるべきだ。
年金、社会保障の制度に依存してはならない。
損しない年金受給とか給付金の活用など考える暇があったら、自ら稼ぐ方策に頭を悩ませた方がいい。
この国の老後問題とは、間違いなくあなたたちを直撃する。
ない袖は振れない、そんな未来がすぐそこにある。
その時は、誰も守ってはくれない。
会社も、国も、あなたが望むことなど絶対にしてくれない。
何とかしますと言ったところで、なんともならない淵まで来てしまった。
自分の力で生きるための方策を真剣に考えておくべきである。
社会保障に依存せず、会社にも依存せず、自ら生きる術を探そう!
残された時間は少ない。