「働き方改革」っていったいどんなことをしようとしているのか?
でも、今どうして、改革が必要なのか?
先ずは、一番ベーシックに日本の人口の将来予測から考えてみた。
日本の人口はどうなる?
少子高齢化で日本の人口は減っていく、減っていくって聞いている。
だけど、いったいどれくらい減っていくのか?
リアル理解するために、こんなグラフがあったので見て欲しい。
2013年に 1億2,730万人 の人口は、2048年には 9,913万人 にまで減ってしまう。
![]() (出典:人口・経済・地域社会の将来像) |
次に2020年と2045年の人口構成を比べてみた。
どんどん頭でっかちになり、高齢者の割合が多くなって行く。
これだけでも、将来が不安になって来る。
![]()
|
年齢別人口構成比の推移
じゃぁ、もうちょいリアルに、稼いでくれる人はどうなっていくのかってことだけど、以下のグラフを見て欲しい。
生産年齢人口は、年を追うごとに減ってしまっている。
現役世代が年金世代を支える今の構造じゃ、不安しか起きないよな。
![]()
(出典:国立社会保障・人口問題研究所) |
高齢化も深刻だけど、生産年齢がどんどん下がっているのは一大事だと思う。
「子供が生まれていない=国が滅んでいく」ってことだ。
「社会の仕組みが子供を作ることを阻んでいる」って言うのが国の見解で、だから今、子育て支援に躍起になっているんだよね。
グラフ見せられるとマジ焦るね。
しかも、これって、僕ら現在のシニアの問題って言うより、現在の若い人たちの老後の問題だよ。
社会保障給付費の推移
年齢階級一人当たりの医療費(平成27年度)医療保険制度区分)のグラフである。
65歳以上を見て欲しい。
医療費が急激に、しかも莫大に増えている。
ゾッとするグラフだ!!
![]()
(出典:平成30年版高齢社会白書(概要版)) |
人生100年時代の到来
高齢化対策
平均寿命が延びて喜ばしい限りだなのが、その実態は「コスト増」の恐怖である。
こんな例えで申し訳ないが、クラシックカーを綺麗にしておくのは、それなりの維持費が掛かるってことだ。
しかも、ほとんど動かさないとしたら・・・宝の持ち腐れ!!
きれいにして飾るより、使いまくれ!!
飾って置くんじゃなくて、メンテナンスしながら日常の足として使おう!!
って言うことである。
少子対策
最近の若いもんは、とにかく子供を作らない。
作ったとしても、一人っ子ばかりである。
生活する余裕がなくなるってことだろうけど
1+1 で1だったら、人口が増える訳がないよ。
とにかく生産人口を増やさなきゃだ。
そんなわけで次のような対策が進められている。
ちょっと違う角度だけど
|
一億総活躍社会・とにかく働いてもらおう!!
このままいったら、日本のGDP はどんどん減少する。
国力がガタ落ちになる。
世界の中で日本の地位がどんどん危なくなる。
とにかく生産年齢人口を増やそう。
そのためには、先ず国民に働いてもらおう!!
一億活躍社会だ!!
まっ、そういうことである。
|
そのためには
国民一人一人が現実に向き合い、取り組んでくれっ!!
と言ってるわけで
これが、働き方改革が急務であるってことにつながってる理由である。
確かに間違っていないようである。
しかし、働き方改革と言い、社会保障改革と言い
改革と言いながら、負担ばかり増えているように思える。
改革ってポジティブなものだと思ってるんだけど
なんかなぁ~
って感じである。