人生100年時代。
年金なんてあてにしないで、働くだけ働くのが「善」であるような風潮が蔓延していますよね。
でも、ちょっと待ってください。
雇用条件や社会保障、税金対策を上手く活用すれば、働き過ぎずに得することもできるんです。
定年退職後は、現役世代のような給与はもらえません。
頭を使って手取り金額を増やしましょう。
無駄な支出は減らしましょう。
色々情報を集めて自己防衛しなきゃ取られ損、働き損です。
定年退職者なら絶対に活用した方が良い情報、ちょっと集めてみました。
目次
退職金の受け取り方
一時金で受け取る場合と年金として受け取る場合では、税金が大きく異なります。
1500万円までなら一時金で受け取る方が税金が安いです。
特別支給の老齢厚生年金 / 在職老齢年金
65歳までの間に特別に支給される厚生年金。(年金定期便参照のこと)
但し、働いている人は満額はもらえません。
それ相当の減額があります。
加給年金
65歳から年金受給が始まりますが、この時に扶養家族がいた場合に支給される年金が加算されます。
配偶者は65歳になるまで、子供は18歳になるまで支給されます。
家族手当のようなものです。
高年齢雇用継続基本給付金
現在の会社に再雇用になった時は、現役時代の所得より随分と下がりますよね。
この時、雇用保険では低下した賃金の一部を補ってくれます。
60歳~65歳までの間支給されます。
高年齢再就職給付金
定年退職後に違う会社に就職するまでの間支給されます。
支給期間は最長で最長2年です。
住民税
再雇用でも再就職でも、働いていなくても、住民っ勢の請求が来ます。
住民税は、昨年の所得に対する後払いなのです。
厚生年金保険料
年金受給を受ける時まで払っていれば良いのかと思っていたら、70歳まで払い続けなければならないって・・・
年金受給者まで払わなきゃならないって・・・
なんだかなぁ~
繰下げ受給
65歳の年金支給開始を70歳まで一月単位で遅らせることができます。
これによって、支給額は毎月0.7%増加します。
最大で、受給率は142%にもなります。
但し、支給総額が逆転する損益分岐は、78~79歳です。
繰上げ受給
65歳の年金支給開始を60歳まで一月単位で早めることができます。
1ヵ月mp繰り上げで、0.5%減額されます。
60歳まで繰り上げると受給率は70%になります。
まとめ
調べていくと細かな金額ばかりです。
しかし、銀行預金金利がほぼ0%の時代です。
利率の計算には目を光らせて、年単位で試算する必要があります。
定年再雇用になると収入ばかりでなく、控除に敏感になります。
厚生年金保険料も算出テーブルが違えば、年間で1~2万円の差になるのです。
特に、再雇用時の給与と在職老齢年金と高年齢雇用継続基本給付金の関係は微妙です。
雇用先との契約に融通が利くのであれば、勤務時間、給与を上手くバランスさせるのが吉です。
勤務時間を短くして、プライベートの時間を確保できるようになります。
それぞれの項目は、単独で影響するものもあれば、相互に影響し合うものもあります。
この辺りが、老後生活費確保の難しさだと思います。
ネットの情報をコツコツ広い集めて、老後の生活防衛しましょう。
このページも随意加筆していこうと思います。