暑い~!!
汗;汗;汗;;;
今年の夏はいつもに比べて更に暑いですね。
まさしく暴力的な暑さです!
どうしても外出しなくちゃいけなくなったら、熱中症対策は必須です。
これまでは日焼け止め効果ぐらいにしか考えられていなかった日傘。
今では、外出時に身を守るための必需品になりつつあります。
日傘って言うと白って言うイメージなんですが、最近黒い日傘を目にするようになりました。
日傘の色って、紫外線対策にどう影響しているんでしょう?
気になったので調べてみました。
日傘購入の参考にしてみてください。
紫外線を一番カットできる色は?
日傘って言うと涼しげな白をイメージする方も多いようです。
しかし、紫外線をカットの点から言うと、ズバリ黒です。
カラーコーディネーターの神宮彩子講師によれば
綿100%の生地を使って赤外線のカットできる割合のテストしたところ
- 黒:98%
- 白:68%
- 青と緑:97%
- 黄色:95%
- 赤:94%
- オレンジ:92%
という結果でした。
白は涼しげに見えますが、紫外線カットの点から考えるとあまり効果はないのですね。
引用:https://www.foresight.jp/blog/color2/archives/523
色の違いによる太陽光の温度上昇

それでは、色の違いによって、体感温度はどうかるのでしょうか?
ちょっと調べてみたところ、
金沢大学医学部公衆衞生学教室(主 任 石崎有信教授)の三根晴雄さんの文献に以下の記述があります。
Pettenkoferは被服地の輻射線吸収を調べた結果、白 を100と したとき、明黄102、明緑152、暗黄140、暗緑161、赤168、明褐198、黒208であった
引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh1946/14/8/14_8_960/_pdf/-char/ja
熱吸収の観点からは、白が一番良いのです。
紫外線の地表からの反射
夏、アスファルトの道路を歩いているととても暑いですよね?
おそらく紫外線の照り返しもスゴイんじゃないかと調べてみました。
しかし、気象庁のページによれば、アスファルトでの紫外線の反射率は思った以上に少ないです。
- アスファルト:10%
- 新雪:80%
- 砂浜:10~25%
- 水面:10~20%
- 草地・土:10%以下
引用:http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-76uvindex_mini.htm
日傘をさす目的

UV カットと熱中症対策になります。
つまり以下の2点になります。
- 紫外線をカットする。
- 体温の上昇を抑える。
日傘の色で効果があるのは?
黒は紫外線のカットに有効で、白は温度上昇に有効。
ということは、白と黒を上手く組み合わせることが良いと考えられます。
このような商品は既に販売されています。
直射日光が当たる表は白で、地面からの照り返しを受ける内側は黒い生地を使っています。
ちょっと期待しちゃいますね。