まったくもって何の写真って思われても仕方がないのであるが、白鳥である。
iPhone 撮りの写真を目いっぱい引き伸ばしてみたのだが、分るだろうか? (^^;)
近所の田んぼ道を散歩した時、珍しく多くの白鳥たちが田んぼで食事中だった。
この辺りじゃ、白鳥は全く珍しくないので、わざわざ写真を撮ったりしていなかったんだけど。
かなり暖かくなってきて出会えるとは思っていなかったので、とりあえず一枚。
しかし、白鳥って何でわざわざ、こんなところまでやって来るんだろうか?
そんなお子ちゃまな疑問が湧いて来たんで、調べて備忘録とすることにした。
白鳥は、なぜ飛来してくる?
食料が無くなってしまうからです。
白鳥が住んでいるシベリアやオホーツク海は冬に凍ってしまって、食料を手に入れることができません。
そこで、食料確保のために頑張って飛んでくるのです。
と言っても、白鳥にも居心地の良い気温があって何度くらいなら飛来数が多いのか?なんて調べてみたが、ハズレ!
以下の資料から、問題は食料の確保であって気温ではないことが分る。
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/birdresearch/3/0/3_0_A11/_pdf/-char/ja
積雪が多い時には、食料が雪の下に埋もれてしまうため飛来数は増えていない。
ロケーションとしては、凍らない潟があって、周りが田んぼ、雪は少ない方がベストなんだな。
白鳥が、積雪量の少ない日本海側の都市部にも多く見られるのは、このせいなんだなと納得。
白鳥は、なぜ迷子にならず飛来できるのか?
どうしてそんなことができるのかは、はっきり分っていないのだそうです。
おそらく、地磁気を感じ取ったり、景色を記憶してたりで戻ってくると考えられているのだそうです。
伝書鳩などは、帰巣本能(きそうほんのう)※によって、元いた場所に戻ると言われているけど、もしかして白鳥も同じ?本宅と別荘があるって感覚なのか?
う~ん、不思議だ。
※帰巣本能(きそうほんのう) 多くの動物にはコンパスのような磁気方位システムが内蔵されていて、渡り鳥や鳩などはその方向器官は内耳にあり、南北方向に移動する場合に使われているらしい。
こういうことが、分ってくると何かワクワクしてくる!! v(^o^)v
白鳥の食べ物って?
白鳥が食べるものは何?って聞くと「ドジョウ?」って答える人がもいそうだけど、白鳥のご飯は水草、意外にも草食系(って思っているは僕だけ?)なのだ。
一番の大好物は「アマモ」で、噛むとほのかに甘いのだそうです(私は食べたことはありませんが)。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/アマモ
白鳥は甘いもの好きなんですね。
田んぼの落ち穂や草の種子や葉っぱなども食べるそうで、多くの白鳥が田んぼにいるのも納得がいきますね。
通常であれば、水面に浮かんで、首を水の中に入れて水草を食べるのですが、田んぼの上で落穂が手に入るんですから、田んぼは豪華なレストランだ。
白鳥は、なぜ飛去してしまう?
ずっと田んぼに住んでいれば美味しいご飯がいっぱいあるのに、何で帰っちゃうの?
ってことだけど、単純明快、暑すぎるのだ!!
シベリア生まれのオホーツク海育ちの白鳥には、3月も中旬になればグッと気温が上がる日本の春は暑すぎる。
シベリアやオホーツク海も、春になれば雪や氷も解けて食料の確保もできるようになるから、もう少し涼しいところが良いよ、ってことで帰ってしまう。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ハクチョウ
まとめ
大した興味もなく眺めていた白鳥でしたが、ちゃんと調べてみるとなかなか面白かったです。
特に「殆どの白鳥は毎年同じ場所に飛来する」と言うことが帰巣本能によるものらしいと言うこと。
帰巣本能は多くの動物に備わっているらしいこと。
そういえば、飼っていたペットが以前の家に戻っていた、なんて話はよくニュースで紹介されたな。
白鳥のことを調べていたら、思わぬことに興味をそそられちゃいました。
でも、積雪量が多い時には白鳥の飛来数が少ないってことは、いったいどこに行ってるんだろ?
シベリアやオホーツク海だって寒くて食べるものなはいだろうし・・・もっと南?
う~ん、まだまだスッキリしない。
もう一回調べてみなきゃだ。(^^;)v