スタッドレスタイヤと夏タイヤの交換時期、あなたは何を基準にしていますか?
降雪、積雪、路面凍結・・・・
そもそもスタッドレスタイヤって、夏タイヤと何が違っているのか知っていますか?
テレビのCM などでは、雪道・凍結路面での制動距離や安全性ばかりが強調されていますよね。
スタッドレスタイヤはスリップ防止だと思っているのでしたら、ぜひこの先を読み進んでください。
春、初冬、いつタイヤを交換しようか?
以前の記事では、個人のライフスタイルで・・・って書いたんですが、それ以上に考えておかなくはならないことを見つけました。
常に頭を悩ませるもやもや感が、完全に吹っ切れます!!
スタッドレスタイヤと夏タイヤの違いとは?
温度に対する機能差、それこそが夏タイヤとスタッドレスタイヤの大きな違いです。
タイヤの材料はゴムですが、ゴムは誰でも知っているように温度によって硬さが変化します。
日本の気温は、摂氏45度くらいからマイナス10度、場所によってはそれ以下になります。
実はこの気温差を吸収して、オールランドに安全性能を発揮するタイヤはまだありません。
これこそが、夏タイヤとスタッドレスタイヤ、2種類が存在する理由です。
スタッドレスタイヤと夏タイヤが対応する気温
タイヤとしてのベストパフォーマンスを提供するために、それぞれのタイヤは、気温7℃を境にして設計されています。
■夏タイヤ・・・暑さに対応して固いゴムが使われています。従って、7度より気温が低くなっていくと更に硬さが増してしまい、本来の性能が発揮できず安全性も失われてしまいます。
■スタッドレスタイヤ・・・低温時にもしなやかさを保つゴムが使われています。また、夏タイヤ以上に細かい溝を配置することで、雪道・凍結路面で水を吸い上げてスリップを防止しています。気温が7度を超えると、更に軟化してしまって、安全性能が損なわれます。

出典:https://bmw-service-lounge.jp/service/377.html
タイヤ交換のグッドタイミング
気温7℃
スタッドレスタイヤと夏タイヤを交換する目安は、積雪、路面凍結への対応はもちろんですが、それに加えて気温に対して安全性を確保するためにも、7℃を判断基準にしましょう。
冬であれば、7度を下回って来たら、夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換するタイミングです。
春であれば、7度を上回って来たら、スタッドレスタイヤから夏タイヤへ交換するタイミングです。

まとめ
春先、冬の始まりは、気温が不安定になります。
特に近年は急激な気象変動によって、気温差も大きくなっています。
スタッドレスタイヤが減るのが嫌だ
こんな春めいているのにスタッドレスはみっともない
夏タイヤでもっとカッコよく走っていたい
そういうことは言いっこなしです(^^)v
安全運転の為にも、常に天候に注意して、気温7℃を目安に適確な時期タイミングでタイヤ交換をしましょう。