うがいは、水・塩水・うがい薬、どれが一番効果があるの?

皆さんは子供の頃、風邪の季節になると盛んに「手洗い」と「うがい」をするように言われていませんでしたか?

小さい頃「水」で行っていた「うがい」は、いつしか「塩水」になり、今では「うがい薬」を使うようになりました。

しかし、果たしてその効果に差はあるのでしょうか?

気になったので調べてみたところ、以外にも一番効果があるのは

水うがい

であることが分りました。

もしかして疑っていませんか?

でも、実際に実験を行ってくれた偉~い先生がいらっしゃいましたので、その内容を紹介しながら「うがいには水が最適」を説明しますね。

 

京都大学の川村孝教授の実験

先生は、2015年に「水」と「ヨウド液」を使って風邪にかかる割合を調べると言う実証実験の報告を行っています。

これによりますと、実験は日本全国18ヵ所で、390人のボランティアの方を対象に「水チーム」「ヨウド液チーム」に分けて、2ヶ月間行ったそうです。

この実験では分かったことは

  • 水チームは、「うがい無しチーム」より風邪にかかる割合が40%少なかった。 
  • ヨード液チームは、「うがい無しチーム」と風邪にかかる割合がほぼ同等だった。

えっ?!

どうして、ヨード液チームは風邪に掛かりやすくなったの?って言う疑問が浮かぶと思いますが、これに対する先生の説明は以下の通りでした。

ヨード液は非常に強力な消毒薬で、確かに風邪の原因となるウィルスをやっつけることが出来る。しかし、反面、口の中に住みついていて微生物世界の秩序を保っている細菌(常在細菌叢)までもやっつけてしまう。抵抗力の無くなった口の中は、逆に細菌・ウイルスの感染に弱くなってしまい、風邪をひきやすくなってしまったと考える。

なんか、説得力あるなぁ~(^^)v

「うがい」に食塩水は必要?

「うがい」は、治療ではなく予防なんです。

ということは、細菌をやっつけて風邪を治療すると言う発想が間違いであることが分ります。

ときどき塩水には殺菌効果があるから水よりも効果的だと言う記事を見ますが、そうであれば風邪をひいたら薬の代わりに塩水を飲めば風邪が治るってことになる訳で、なんか、ちょっと怪しいですよね。

また、川村教授の説明からも分る通り、口の中には「常在細菌叢」を残しておく必要があります。

「うがい」の目的は、のどの奥に付着した、細菌・ウイルス・汚れなどを洗い落とすことにあります。

この点からも、「うがい」をするのは、いつでも直ぐに手に入る「水」が適していることが分ります。

 

正しい水うがいのポイント

外出から戻った時に行う。

屋外から戻ったら、外出している間に手や喉に着いた細菌・ウイルス・汚れなどを早期に落としてしまいましょう。

「うがい」の実施が早ければ早いほど効果があります。

3回以上行うこと

1、2回の「うがい」では、細菌・ウイルス・汚れなどを落とすことはできません。

必ず3回以上、もしくはそれ以上行ってください。

15秒以上うがいをする

ガラガラ、ぺっ!の短時間「うがい」では効果はありません。

必ず15秒以上、しっかりとうがいをしましょう。

のどの奥を洗うこと

口に水を含んでブクブクするような「うがい」もNG。

水を口に入れたら、上を向いてしっかりうがいをしましょう。

この時に舌を出すようにすると、水が喉の奥に溜まり効果的な「うがい」になります。

1回の水の量は約20㏄

よく口いっぱい水を含んでガラガラしようとする人がいますが、これでは上を向いた時にむせてしまいます。

のどの奥にしっかりと溜めてガラガラするためには、たくさんの水は要りません。軽く口に含む程度が最適です。

 

と言うことで、まだまだ寒い日が続きます。

インフルエンザも流行っていますので、「水うがい」で風邪にかからないようにしましょうね。


(参考情報)

京都大学の川村孝教授
ヨード液より水のほうが効果あり。うがいと風邪予防の関係を調べる実験で出た意外な結果